インドネシアSNI認証ガイド
■インドネシアSNI認証とは何か：国家規格への準拠が必須
SNI（Standar Nasional Indonesia）は、インドネシア政府が制定した国家規格であり、
特定の製品を国内市場で流通・販売するための安全・品質・性能基準を示す制度です。
日本のJIS、欧州のCEマーキングに相当する仕組みで、義務対象に該当する製品は原則
として事前の認証取得およびSNIマーク表示が必要となります。
SNI制度は消費者保護、公平な競争環境の整備、国内産業の育成を目的としており、
義務対象カテゴリは継続的に拡大しています。そのため、製品を輸入・販売する企業は
最新の規制リストを常に確認する必要があります。
■SNI認証が必要となる製品例
SNI認証の強制対象となる代表的なカテゴリーには以下が含まれます：
- 電気・電子機器
- 建築資材
- 自動車部品
- 食品・飲料関連商品
- 安全保護具（ヘルメット、安全靴など）
- タイヤ・バッテリーなどの消費財
規制は頻繁に更新されるため、実際に対象に該当するかどうかの確認は必須です。
義務対象ではない場合でも、任意で取得することで市場での信頼性向上や競争力強化
につながるケースがあります。
■SNI認証の基本的な取得プロセス
- 該当製品のSNIコードと適用要件の確認（公式機関データベースで要件を確認）
- 認証機関（LPK）への申請（製品カテゴリに応じて適切な機関を選定）
- 審査・工場監査・試験（書類審査、工場査察、製品テストを実施）
- 認証書（SPPT-SNI）の発行（規格適合が確認されると発行）
- ラベル・マーキングの適用（製品やパッケージへSNIマークを表示）
一般的な認証有効期間は3～4年であり、更新管理も重要です。
■遵守しないリスクと対応の重要性
義務対象製品が未認証のまま市場へ投入された場合、通関保留、販売不可、行政処分
の対象となるなど、重大な法的・商業的リスクが発生します。任意取得であっても、
現地取引先やユーザーからの信頼性向上につながる場合があります。
■認証事務の複雑さと準備ポイント
- インドネシア国内の法的代表者・輸入代理店の選定
- 商標登録や品質管理文書（ISO等）の整備
- 技術仕様書、生産プロセス、関連ドキュメントの準備（申請要件として必要）
■弊社のワンストップSNI認証支援
弊社では、対象製品の規制調査、必要書類の整備、申請代行、現地プロセス管理まで
ワンストップでサポートします。専門的な手続きや工場監査調整まで対応し、
インドネシア市場への製品投入をスムーズに進めるための総合支援を提供しています。
是非、海外認証PROまでお気軽にお問い合わせください。
製品が確実かつ効率的にSNI認証を取得できるよう、実務面から全面的にサポート
いたします。
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