複数の電子機器が近場にあっても、
互いに電磁的な影響がなく正常動作する性能のことを
「EMC:Electromagnetic Compatibility(電磁環境両立性)」と呼びます。
海外で電子機器を販売する場合、
販売する国や地域で定められたEMC規格や
製品別に定められたEMC規格に合格しなければなりません。
IEC(国際電気標準会議)が定めたEMC規格のガイドラインでは、
個別の製品ごとに定めた製品規格、
全製品を対象とした共通規格、
具体的な試験方法を規定した基本規格があります。
この3つの規格は製品規格、共通規格、基本規格の順に優先されるため
製品規格の要求事項を満たすことを一番に考える必要があります。
電気・電子製品は、動作した際に何らかの電磁波が発生します。
この電磁波の干渉により、他の電子機器の誤作動を引き起こしたり
逆に他の機器から発生する電磁波を受けて
機能障害又は破壊などを起こすことがあります。
電気・電子製品を製品化する際には、
電磁波の発生による悪影響を与えないことを確認し
電磁波による影響を受けない耐性をもっている事を確認する
EMC試験をする必要があります。
「産業機械・産業用電子機器のためのEMC試験対策・基礎編」
https://tenderlove-pcb.biz/wrokshop/emc20240528/
日 時:5/28(火)14:00~15:30 ※日時が変更になりました。
会 場:大手町
受講料:無料
定 員:30名
講 師:渋谷 氏
SGSジャパン EMC試験担当マネージャー