「輸入業者」と「流通業者」の法的義務は何ですか?

 

EEA(欧州経済地域)内だけでなく、EEA(欧州経済地域)外から入ってくる製品もEU整合法令の適用範囲に該当すれば、CEマーキングが必要になります。

製品の「製造者」がCEマーキングの貼付を義務付けられているのに対して、その製品の「輸入業者」と「流通業者」には、製品が本当に法律に基づいて評価されているのか、それから、適切にCEマーキングが貼付されているのかを確かめる義務があります。

このようなルールは、製品の使用者と消費者の健康、安全、そして環境を守るためだけでなく、同一のルールに基づいて、市場関係者が「公平な競争」ができるようにすることをサポートするために定められているのです。

「輸入業者」は万が一、国の規制当局から要請があった場合には、必要な文書がすぐに提出できるように「製造業者」から「EC適合宣言書」や「テクニカルファイル(技術文書)」などのCEマーキングの根拠が記載されている文書を手に入れることができなければなりません。つまり、「輸入業者」は常に製品の「製造業者」に対して、CEマーキングに関する問い合わせができる状態になっていなければならないのです。

「流通業者」も「製造者」や「輸入業者」と同じく、自分たちが扱っている製品が市場や自分たちのお客さんに対して悪影響を与えていないかについて、相当な注意を払う義務があります。「流通業者」は、どの製品に「EC適合宣言書」や「テクニカルファイル(技術文書)」を伴うCEマーキングが必要なのかについて、最低限の知識を持つ必要があります。

なぜなら、「流通業者」は国の規制当局に対して、「輸入業者」や「製造業者」が適切な義務を果たしているかについて、協力する義務があるからです。

もし、「輸入業者」や「流通業者」が、自分たちの名前で製品を市場に出す場合は、「製造者」と同等の責任を負い、設計から製造、そしてCEマーキング貼付を含む法的な責任を果たさなければなりません。