こんにちは。グローバル戦略推進室です。

今回は、

「方法論・テクニックに惑わされるな!」

についてお話します。

日々、実務を行っていると、

・この製品には〇〇という整合規格を適用しなければならない・・・。

・取扱説明書の文章の書き方がおかしい・・・。

といった議論に出くわすことが多々あります。

このような議論は意味がないわけではありませんが、一生懸命にがんばって追求しても、問題解決に至らないことが多いように思います。

なぜなら、このような議論は「方法論・テクニック」が中心となっているからです。

「方法論・テクニック」というものは、答えは一つではありません。無数の解答や解釈が存在します。

従って、議論をすればするほど、話がややこしくなってしまう性質があります。

そんな時はもう一段、議論の焦点のレベルを上げる必要があります。

具体的には、「方法論・テクニック」の前提となっている「原則・理論」に議論の焦点を意識的に移すのです。

例えば、CEマーキングの実務の例で言えば、このようなことがあります。

・整合規格の適用(テクニック)を決めるためには、製品が適用を受けるすべての指令の「必須要求事項」(原則)を事前に明らかにする必要があります。

・リスクアセスメントを行うためには、製品の使用目的・人・環境・機能などを定めた「制限」(原則)を決定しなければ、リスクの洗い出し、分析、評価、そして対策を行うことはできません。

・取扱説明書の是非を判断するためには、EU整合法令の要求事項、そして製造物責任(Product Liability)から企業を守るための取扱説明書の作り方の「原則」を知らなければなりません。

CEマーキングの実務を上手に進めるためには、いち早く「枝葉の知識」だけではなく「幹となる知識」を得ることにあります。「幹となる知識」があって、はじめて「枝葉の知識」が使えるようになってくるからです。

最後に、「原則・理論」よりも上位の知識があります。

それは、思想・哲学です。

CEマーキングの実務の例で言えば、

・そもそもなぜ、ヨーロッパでCEマーキングが始まったのか?

・現在のEU整合法令はどのような考え方を元に開発され、現実に運用されているのか?

・取扱説明書はそもそも、どのような考え方で作られなければならないのか?現実に、どのような問題が発生するのか?

ということです。

これらの知識は「方法論・テクニック」と比べて抽象的なものになりますが、縦横無尽に広がり続ける「方法論・テクニック」をまとめて、体系的かつ実用的なものにする力があります。

知識の体系

そして、言うまでもなく「方法論・テクニック」、「原則・理論」、そして「思想・哲学」という「知識」は、現実の「行動」を伴ってこそ、役に立つものになります。

何かに行き詰ってしまった時はぜひ、知識のレベルを上げてから、課題や問題を見るようにしましょう。そこから、必ず突破口が見つかるはずです。

 

P.S

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